ラルフモッシャー(Ralph Mosher)の経歴や評価は?

米国に、ロボットやサイボーグの研究をしていた、ラルフモッシャー(あるはラルフモシャー)という工学者がいたそうです。

NHKのフランケンシュタインの誘惑という番組では、ロボトミー手術を行った医師や、ナチスに関係のあった医師、原子爆弾の研究者などとともに取り上げられるという、ひどい扱いのようです。

とはいえ、他の人ほど有名ではなようで、wikipediaなどの経歴まとめもないようです。

一体どんな人でしょうか。何か悪いことでもしたのでしょうか。どのように評価されているのでしょうか。調べてみました。

スポンサーリンク

ラルフ・モッシャーのプロフィール

出典:cyberneticzoo.com http://cyberneticzoo.com/man-amplifiers/1958-9-ge-handyman-ralph-mosher-american/

名前:Ralph Mosher(ラルフ・モッシャー、あるいはラルフ・モシャー)

生年月日:1920年?月?日

死没:2008年4月7日(88歳)

出身:ニューヨーク州

家族:妻、娘3人

経歴:

1945年 ニューハンプシャー大学に進学
1949年 ゼネラルエレクトリックに入社
1956年 空軍からの依頼で試作機イエスマン作成
1959年 ハンディーマンを発表
1964年 陸軍からの依頼に答えるための実験を行う
1965年 海軍から依頼を受ける
1968年 ハーディマンを発表
1969年 ウォーキングトラックを完成する
1971年 軍との契約が終了、資金提供がなくなる

学生時代にサイバネティクスという言葉を聞いて、機械と人間を融合することにハマった人のようです。

テレビでは、世界で初めてサイボーグの世界に足を踏み入れた、という評価でした。

それまでの研究では、力を強くすることばかりに注目されていたそうですが、彼は機械を人間に近づけることを考えたようです。そのためには、人間から機械に情報を送るだけでなく、機械からのフィードバックがなければならない。そこで、彼は油圧を利用して機械と感覚を共有する方法を編み出した。

cybernetics + organism=cyb+org=cyborg

機械と感覚を共有する。これがサイボーグという言葉の考え方だったようです。ロボット的な何かという程度のイメージしかなかったのですが、単にロボットではなく、機械と人間が感覚を共有するのが大事な点のようです。初めて知りました。

開発資金の出どころが軍隊だったようです。場合によっては、人の命を奪うことにも繋がるのかもしれません。モッシャーの場合はどうでしょうか。どんなモノを作っていたのでしょうか。

スポンサーリンク

どんなモノを作っていた?

作っていたのは以下のようなものでした。

イエスマン(Yes-man)

出典:cyberneticzoo.com http://cyberneticzoo.com/man-amplifiers/1956-ge-yes-man-teleoperator-american/

放射線環境下での作業を想定して作られたもののようです。写真は、人にコートを着せているところです。

1956年時点でここまで繊細な動きを実現できていたことを、自分は初めて知りました。

ハンディ―マン(Handyman)

出典:cyberneticzoo.com http://cyberneticzoo.com/man-amplifiers/1958-9-ge-handyman-ralph-mosher-american/

イエスマンの改良型。油圧によって機械と感覚を共有できるようにしたもの。

ハーディマン(Hardiman)

出典:cyberneticzoo.com http://cyberneticzoo.com/man-amplifiers/1966-69-g-e-hardiman-i-ralph-mosher-american/

航空母艦で爆弾の取り付け作業を想定して開発されたようです。

腕だけで700キロもあり、実用には至らなかったようです。

ウォーキングトラック(Walking truck)

出典:wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Walking_truck

ベトナム戦争があったころに、輸送を目的に開発されたものだそうです。

実際には、別途、油圧装置が必要で実用には至らなかったそうです。

少なくともこれらを見る限りは、単に資金源が軍だっただけで、現代の感覚で受け入れにくいことをしているようには、自分には思えませんでした。彼は単に機械を作るのが楽しかったのでしょう。夢中になれる仕事に巡り合えたのは、とても幸せなことと思います。

それは真似るべきことであって、非難するようなことではないです。

スポンサーリンク

どんな評価?

出典:veteransfuneralcare.com https://veteransfuneralcare.com/obituary/Ralph-S-Mosher

NHKの番組では「闇に魅入られた科学者」などと、えらい言われようでした。他の人はどのように評価しているのでしょうか。

モシャー自体は闇ではない。

だいぶんまとも。

モシャーは正しかった。

悪魔に魂を売ったわけではない。

悪魔の博士ではない。

ラルフの死を聞いて残念に思う。

偉大な人がなくなって悲しい。

好意的に受け止められているようです。

フランケンシュタインの誘惑に出てくる人物の中には、人体実験のようなことをしている人や、大量破壊兵器の開発に関係した人などがいますが、なぜラルフモシャーをそのような人と並べるのかわけがわかりません。テレビ局の印象操作というやつでしょうか。

自分には、彼はすばらしい人物に思えます。

まとめ

今回は、サイボーグの研究開発を行った、ラルフモシャーをとり上げました。すばらしい技術者としか思えません。この人は、なんらおかしなことはしていません。評価もおおむね好意的でした。

テレビ局が印象操作しようとしているようにしか感じませんでした。最後までお読みいただきありがとうございました。

スポンサーリンク